ん~~~。
結構風吹いてんな~~。
双六岳はガスってる。。。。
みぞれ混じりの雪もチラホラ。。。。。
取り敢えず、雪を溶かして飲料水をストックしつつ朝ごはん食べてルートを考える。。。
そして、ボクたちは判断する。
これから相当荒れるかもしれないが、
槍ヶ岳へ向かおうと!!
09:30 槍ヶ岳へ向かって出発~♪
西鎌尾根を槍ヶ岳へ向かいマス。
積雪量は膝上。
段々吹雪いてきて視界が悪くなってきました。
ピッケルを握りしめラッセルをしていく。。。。。
しかし足も重くなり、吹雪きで視界も完全に無くなってきマス。
この時の風速は30mはあったと思います。
時には凄まじい風が吹き、耐風姿勢を取りやり過ごしマス。
必死で進むオサーン二人。。。
気付くと左足の雪を踏む感覚がおかしい・・・・・・・
左足を見ると何故かアイゼンが外れて無くなっている事に気づく
「マジでっ?いつ外れたッッ??」
動揺した瞬間、ボクは
雪庇を踏み抜いたようで態勢を崩し仰向けで斜面を落ちていきました。
咄嗟にピッケルを突き立てるもすぐには止まらず
何とか止まった時には30mは西鎌尾根から尾根から滑落したようデス。
幸い意識はしっかりしていて、落ち着いて体を動かしてみると、アイゼン履いていた右足を捻ったらしく動かすと
激痛が走りマス。
とても登りかえす事はできなそうな状態に気づき
『ヤバイぜ、おいら』と自覚してきました。
ここはセオリー通り、その場所から動かずボクを探しているであろう徒然くんが
救助を呼んで
来るのを待つしかありません。
その日はアウターの下にダウンを着込みビバーグして過ごす事になりました。。。。。。
翌日。。。
相変わらず吹雪いており、救助はまだ来る気配がない。。。。。。
ボクはあと1日分の食糧しかない。。。。。
救助は間に合うのだろうか。。。。。。。。。
そんな夢を避難小屋でちょっと見たような見ないような(爆)
あ、でもアイゼン片方落としたのは本当ですよ(笑)
mon6 『あれ?クランポン片方ないッ!』
徒然くん 『マジで~?』
mon6 『取り敢えず戻って探してくるわ~』
こんなやり取りはあったのは避難小屋を出発して1時間後くらい。
ボクらは午後からは吹雪く可能性もあると判断し、天候が落ち着いていた午前中に
出発し、
槍ヶ岳は諦めて弓折乗越へ戻るルートをとっていたのデシタ。
気付いた地点から20分ほど戻ったとこにクランポンが落ちてるのを無事ハケーンし、
急いで来た道を戻りマス。
天気は風はあるもののみぞれな感じ。
先を急ぎマス。
12:00 弓折乗越
ここで荷物をデポします。
ていうのも、今回考えてみたらピーク踏んでないな~なんて思ったので
時間あるし、
『折角だし弓折岳行っとく~??』
て事で弓折岳へ向かいマス。
小ラッセルしながら登る事20分弱。
12:20 弓折岳~(2592m)
頂上から見ると
穂高の方も吹雪いてそう。。。
一応ピークを満喫した後はザックをピックして鏡平へ向かいマス。
13:20 鏡平小屋
ここでお昼ご飯に。
ここまで降りてくると、みぞれは雨に変わってマス。
鏡平まで降りてくれば危険個所もないので吹雪いて下山できないという
心配は無くなりました。
当初は鏡平の軒下か、できればわさび平まで降りてテント張ろうかなんて考えてました。
でもまだ時間も余裕があったのでわさび平小屋まで降りる事にします。
下まで降りてくると、雪も無くなり紅葉がまたキレイなこと。
何だか少し前までは冬だったのに秋に逆戻りした不思議な気分♪
相変わらず雨は降ったり止んだりで不快指数は高し!!
紅葉だけはいい感じデス。
16:30 頃 ワサビ平小屋。
ここでテント設営しちゃうか、あと1時間歩いて新穂高温泉まで降りるかどうしようかーなんて
思ってましたが、雨も小降りだりここで張っちゃおうという事になりました。
ワサビ平小屋のテン場。
傾斜もあまりなく、水はけ良さそうな地面デス。
林間なので風も吹きこみが少なそうだし。
しかし、ワサビ平でもう1泊。。。。
これが彼にとって悲惨な結果を招くとは。。。。。。。。。
ボクはRabのテントを張って、冷えた体を温めるべくお湯を沸かしマス。。
何故か設営直後あたりから雨が強くなってきて、止む気配はありません。
ボクがコーヒーを飲んで一息ついてると、お隣で同じく設営してた徒然くんから・・・・・
『雨漏りがッッッ!!!!』
どうやらシームリングが途中までしか終わってなかった彼のニュウテントの
BDのスカイライト が未処理部分から
浸水してきた模様。
何やら室内が大変な事になっているご様子
徒然くんが雨の中シームリングを施すも効果はないようで(そりゃそうだよな~)
という事で2人で知恵を絞って防水加工を施す事に。
フライの下に防水生地であるゴアのレインジャケットとエマージェンシーブランケットを
敷いてみる。。。
こんな感じ。
何とかこれで室内への降水は防げたようデス
徒然くんが落ち着いた頃、彼のテントへ移動してビールを飲みながら夕ご飯とします。
徒然くんのテントの方が広いのでリラックスはできますね。
ボクの幕は幅110cmちょいしかないですし、天井もすごく低いので。。。
しっかし、ここでも
携帯の電波がこないんですよね~。
明日の天気はどうなんだろう???
乾燥撤収できるのかしら~なんて思いつつ
止む雨の気配が感じられないまま、22時にはシュラフに潜って眠りにつきマス。。。
ちなみに、徒然くんはバスタブに水が溜まったりなんだりで
結局あまり寝れなかったそうデス
翌日。
適当に起きる。
相変わらずテントを打つ雨の音が聞こえマス。。。
仕方ないので朝ごはんを済ませた後は雨天撤収。
さっさとテン場を後にシマス。。。
10:00 新穂高登山口到着~
何故かこの頃には雨も止んで晴れ間が見えやがる。。。。。
でも二人の頭の中には冷えた体を温めるべく三日ぶりのお風呂の事しか考えてません。
駐車場へ戻って、荷物を置いた後はすぐに温泉へッッ!!
有料駐車場の隣にある日帰り温泉が目について営業していたようなので入りマス。
中崎山荘の奥飛騨の湯という所デス。
いや~~、久しぶりに深~~いタメ息でちゃいましたヨ、湯船に浸かった瞬間
やはり登山の後は温泉ですな
ちなみにここの温泉はとてもキレイ。
脱衣場。
お風呂。
内風呂と露天とミストサウナがあります。
温まった後は休憩室でマターリ。
これでやっと登山終了したなぁ~って感じしました。
今回は天候で仕方ないとは言え、不完全燃焼な登山デシタ。
来年あたりにもう一度リベンジをかます事を心に誓いながら帰途に着くのデシタ。
<今回のルート>
追記。
ちょっとブログをお休みシマス。
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