年越し燕岳登山~♪

mon6

2013年01月11日 11:02

はい、タイトルの通りなんですが、年越しで北アルプスの燕岳で初日の出見たいぜッ!
って事で行ってきました。



































元々予定していた今回のスケジュール。

12/30 宮城ゲート~中房温泉(テント泊)
12/31 中房温泉~燕山荘テント場
1/1   燕山荘~燕岳~中房温泉~宮城ゲート


という予定でございました。



燕岳への冬期の場合、登山口の1つである中房温泉から登る場合、
通行止めの為に中房温泉まで車で行けないので、
手前の宮城ゲートから歩いて中房温泉までアプローチをシマス。

なのでこのコースの場合、2泊3日で間に中房温泉で1泊するのがセオリーデス。

で、ホントは30日の朝にはスタートしたかったんですが、年末で色々バタついて
31日にINする事に。。
元旦には下山したかったので1泊2日の強行に。。。。




12/31 02:30  宮城ゲート手前の燕山荘の無料駐車場に到着~。
           60~70台は置けるのにあと数台しかスペースなかった。。。
           危ないぜ。
           ちなみにチェーン必要かと思ったら、駐車場までチェーン無しで行けた。。。



05:00  ちょっと仮眠して04:00出発のつもりが・・・・5時起床




05:20 駐車場出発~。
                 

ちなみに今回、カメラを忘れてしまったのでスマホで撮るはめになりました(まあ軽量化になったからいいか)




ここからゲートをくぐって舗装路(積雪してますが)を中房温泉まで歩きマス。

真っ暗だぜ。。。。。









































轍があったので、そこを歩くのですが、凍結もしてるので結構歩きずらい!!
でもここはアイゼンを履く必要もなさそうなので、そのまま歩きマス。



明るくなってきて、道行く先にあと中房まであと何kmという表示が出てきます。。。。。
ちなみに中房温泉までは 13km。





































緩やかな斜面とはいえ厳冬期テント泊装備を担いで峠を13km歩くのは
なかなかハードなもんデス。


歩きはじめの頃は他に何人かいましたが、いつの間にかバラバラに。



ひっそりたたずむトンネル。


1人だと、ちと不気味デス。。。





























































コースタイムは中房温泉まで4時間。
歩き始めは楽勝じゃ~ん、3時間で行けちゃうかも~??なんて思ってましたが・・・・・・








・・・・・・・・・・結構きついっす。






歩けど歩けど、着かぬもどかしさ。
峠とはいえ道路を歩くだけなんで、ソロだとつまんないすよ~。
あと何kmという表示が時には非常に脱力もさせます。



しかも、あと2kmという所で故障発生!!

左股関節に鈍い痛みが・・・・・

ラスト1kmは本当に足をひきずるような感じでしたゼ。。。



































09:10 中房温泉到着~。(標高1462m)































テント張ってる人もチラホラ。
ここは温泉地なので地熱で温かいとこは雪が解けてるんデス。
なのでテント泊は温かいそうですぜ。


































一応、マイナス4℃くらい。
意外と暖かいですな。













































暫く休憩して、ストレッチやマッサージなんぞしてみるも股関節痛は収まらない。。。。


『どうしよう・・・・進むか、戻るか、留まるか』






進むでしょう~~
初日の出見に来たんだし。

でも本日のテント幕営予定地、燕山荘テント設営場、
そこまでの標準コースタイムは6時間。。。。
日没ギリギリだな。。。。。

限界来たらビバーグかな。。。。。。

危機感が薄いボク。





『股関節持つだろうか・・・・・・・』



そんな心配をしつつ、アイゼン履いて早速登山口へ行きますぜ。




































日も少し出てきたですしね。






































『何とかなるっしょ~』



そんな淡い希望は数分で砕かれマス。
いきなりな急斜面!!





・・・・・・股関節が悲鳴を・・・・・・・・・




それでも気合入れて、登りマス。


年末は登山者が多いし、山荘の方がちゃんとトレースをつけてくれるので
ラッセルは不要です。
また赤旗もあちこち立ってるので迷う心配はないデス。






































10:40 第一ベンチ。

このルートは一定間隔事にベンチが置かれています。
まあベンチは積雪で埋まってますけどね。



でもまだ第一ベンチ。。。。

うう。。。。。。ツレエ










































11:40 第二ベンチ


『こ・・・・・・股間が・・・・・・・・・爆発する・・・(爆)』












































12:40  第三ベンチ


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

ここら辺で既に股関節が殆どパンク。
左足を上げる度に激痛が。。。








































このあたりではとっくに曇ってきて、吹雪いてきました。

激痛の為、ペースは一向に上がらず、むしろ標準コースタイムよりかなり遅いペースです。
日没まで絶対間に合わないペースです。

『あう~、絶対燕山荘まで無理、ゼッテ~無理!!』 と一人叫びマス。



取り敢えず、この先の合戦小屋でテント設営する事にしマス。

『合戦小屋でテント泊して、翌朝空身で燕岳へ登って初日の出を拝もう!!』
というプランへの移行を決めマス。






ヒイヒイ言いながら登り続けマス。。。。。









多分15:00過ぎ  合戦小屋(2230m)


既に1人テント設営してる方がいたので、その隣に張らせてもらう事に。


お隣さんのファーストライトのベスティブール付。





































股関節をかばって登ったせいか、既に満身創痍気味。
そんな体にムチ打って、シャベルを使って雪をブロック状に切り出して
壁を作りマス。

風が少し強くなってきてたんで壁は必須ですね。
風に強いテントとボクでも壁がないと結構大変。


吹雪の中でブロックを積み上げて風防を作ってテントを設営。





































倒れ込むようにテントに入り横になりマス。
ゆっくりしたいとこですが、外にある道具で仕舞う物を早く仕舞わないと凍っちゃうんで
道具をしまって、床作ったり、シュラフ敷いたりして、ダウンを上下着込んだ後
キャンドルランタン灯して暖を取って、やっと少し落ち着きマシタ



しかし、外では吹雪いてマス。

テント内でもザックから出して置いておいた水が数分後には凍ってマス。

まあ、それなりの氷点下なんでしょうね、計ってないけど。。。。。

でも寒いうえに落ち着けない出来事が。。。。




外の雪ブロックとテントの間に吹雪いて雪がどんどん積もってきて
ただでさえ狭い1~2人用のテント(130cm幅くらい)が圧迫されて更に狭く!!



まともに動けなくなってきた(笑)



<イメージ図>


















































狭いので、おかげでちょっと動いた時にうっかりお湯を沸かしていたコッヘルに当たり
ひっくり返してしまい、、、、





<イメージ図>


オーマイガッッ!!



































シュラフを直撃!!!


シュラフが濡れ濡れに。。。。。。






それと、予想してたし仕方ないのですが、eVentのシングルウォールテントを外張り無しで
張ってましたので吐く息やお湯を沸かす水蒸気でテント内が真っ白に

入口やベンチレーター少しあけるだけでも、吹雪が入り込んでくるし。。。。


ですが、水蒸気はすぐに冷やされて、テントの天井にビッシリと凍って張りつく。。。

そして吹雪いてテントが揺れると張り付いた氷がパラパラと降ってくる。。。。



う~ん、一人で大晦日に何やってるんだろう???なんて思いつつ
夜は更けていきマス。。。


ツヅク。



 



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