黒部峡谷トレッキング 下ノ廊下へ~♪①
少し前の話ですが、10/31~11/1の1泊2日で前から行きたい場所の一つとして
考えていた黒部峡谷の下ノ廊下へ行ってきました~
黒部峡谷とは。。。。
富山県黒部市、黒部川中流~上流にある峡谷(V字谷)である。
飛騨山脈を立山連峰と後立山連峰に分断する極めて大規模な峡谷。
国の特別天然記念物(天然保護区域)及び特別名勝指定。中部山岳国立公園に含まれる。
清津渓谷、大杉谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つにあげられている。
wikiより。
その中で下ノ廊下は黒部峡谷の中で黒部ダムから仙人谷までの間の
登山道を指しマス。
このルートは歩ける時期が非常に限られてます。
夏から雪が降るまでの間のみデス。
(基本山小屋の営業が終了する11月以降は行く人は非常に少なくなるようデス)
ちなみに廊下とは絶壁に挟まれた深い谷を意味するそうデス。
そう絶壁でした。。。。。

考えていた黒部峡谷の下ノ廊下へ行ってきました~

黒部峡谷とは。。。。
富山県黒部市、黒部川中流~上流にある峡谷(V字谷)である。
飛騨山脈を立山連峰と後立山連峰に分断する極めて大規模な峡谷。
国の特別天然記念物(天然保護区域)及び特別名勝指定。中部山岳国立公園に含まれる。
清津渓谷、大杉谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つにあげられている。
wikiより。
その中で下ノ廊下は黒部峡谷の中で黒部ダムから仙人谷までの間の
登山道を指しマス。
このルートは歩ける時期が非常に限られてます。
夏から雪が降るまでの間のみデス。
(基本山小屋の営業が終了する11月以降は行く人は非常に少なくなるようデス)
ちなみに廊下とは絶壁に挟まれた深い谷を意味するそうデス。
そう絶壁でした。。。。。
黒部ダムからスタートして阿曾原温泉で1泊して欅平までいく全長約30kmのルート。
阿曾原温泉の山小屋の今年の営業が10月いっぱい(10月30日泊まりが最後)
だったので、それまでに行きたかったのですが、それまで天候が回復せず
回復するのが10/31からでした。。。
確認したところ冠雪はまだのようでしたので、10/31から行くことに決定。
前日の1時過ぎに家を出発。
早朝4時過ぎにJR信濃大町駅前へ到着。
扇沢まで行って駐車しても良かったのですが
今回は縦走ルートなので帰りは電車を使うことになります。
なので帰りの事を考えて信濃大町で駐車する事に。
信濃大町駅前の交差点にあるJA大北アプロードの駐車場へ。
ここは無料で駐車できるのデス(登山者用駐車場ではないので
何かあった場合は自己責任ですが)
少し仮眠して。6時前に出発。
信濃大町駅前のロータリーにあるチケット売り場で扇沢までの
始発のバス券を購入。
06:15 信濃大町出発~

06:40 扇沢駅
ハーフパンツだとやや冷えますが日が出てきて少し温かくなってきました。

駐車場はガラガラ。

黒部アルペンルートにて黒部ダムまでのチケットを購入して
待つこと20分ほど。
トロリーバスに乗り込んで早速黒部ダムへ。
この時期紅葉目的のせいかバスの中はほぼ満員。

07:40 黒部ダム駅到着
室堂や黒部ダムへ向かう人はそのまま出口へ向かいますが
黒部峡谷へ向かう人はホームをそのまま進行方向へ歩くと
登山道の出口がありマス。

07:45 ホームから出てここから出発。
ちょいと冷えマスが快晴デス

他に6人ほど登山者がいました。
1組カップルであとは皆ソロ。
スタートしてからは10分ほど下ります。

降りたところは黒部ダムの下。
「おお~~」
この角度はあまり見る機会ないです。
写真では分かりにくいですが圧巻でした。

ダムを後ろ目にここからUPダウンの少ない道が延々と続きます。
しかしこのルート、日の当たらない内の丸太橋は濡れてて非常に滑りやすく
注意が必要です。
ボクを含む何人かは転びそうになりました


08:40 内蔵助谷出合
ここで分岐。
やや左方向へ直進すると内蔵助や真砂岳へ向かうルート
右方向へ下ると阿曾原温泉、仙人谷ダムへ向かうルート。
間違わないように阿曾原温泉へ向かうルートへ。



分岐から下った所に川が流れてるので水を補給。
しばらくは紅葉を楽しみつつ、川沿いを進みマス。


09:55 新越沢合流点
終始川沿いを歩くのですが登山道がかなり狭くなってきました。
徐々に高度が上がってきました。
いよいよ下ノ廊下っぽい感じです(笑)

雪渓も少し残ってますね~。

ここで股関節の危険を持ってるボクは少しストレッチ。

だいぶ道がいい感じになってきました

ボクも写真を撮る時は壁に手を置いてないと少しビクビクしたりする

大キレットほどの標高はないけどリアルに高度感あるぜ!


下ノ廊下の登山道を旧日電歩道とも言うらしいですが
昔日本電力が黒部川水域に電源開発をする為に作られた必要最小限の道デス。
必要最小限な道なもんですから、岩壁をくり貫いたような道で
道幅も最小で80cmほど。そしてすぐ横は崖。
下の川まで100mは余裕でありそうな感じ。
モチロン柵なんぞありません。
危険箇所は岩壁にワイヤーが張られてますけどね
途中反対方向から女性が1人で向かってきましたが
すれ違うのも結構緊張
無事すれ違った彼女の今後無事を祈り先へ進みマス。

岩が張り出していて、頭上には注意。
2度ほど頭ぶつけて、泣きそうになりました

歩道の途中には数十mの木の梯子も。
崖に設置されてるのでなかなかにスリルあります。

鎖場も少し。

10:35 黒部別山沢
まだまだ先は長いデス。

景色を楽しみつつですが、緊張区間がずっと続きます。
道が狭く、うっかり足を踏み外したりザックや服が岩壁に引っかかって
バランスを崩したらシャレになりません。
そういう意味では今までの登山道より数倍気を使いマス。。。。
体力より精神的消耗が多かった、途中は口笛や歌を歌いながら
奮い立たせつつ進みマス。
「フ~~~っ」
少し休憩。といっても座れる場所はありませんが。

下の廊下は黒部峡谷に流れ込む沢がアチコチにあります。
橋が架かってる場所もありますし、歩道へ流れ込んでくる所もあります。
注意です。


11:05 白竜峡
こに辺までは結構緊張区間がずっと続きましたが
この辺りで少し高度感や狭さは薄れます。

でも少しビクビクで腰が引けたりする(笑)

下の川で何か作業してる人達が。
こういう非常に奥深い場所で作業してるのを見ると感服する思いです。

こういう歩道に置いてある資材で整備してるんですねえ。

まだまだ危険な箇所は続きます。
「おっとっと」


白竜峡越えた所に少し休憩できるスペースが。
休憩してると、反対側から女子二人がやってきました。
そのうちの1人がボクの背負ってるザックが気になったようで
「それ山と道のですか~?」と
聞いてきましたので、ちょっとの時間ザック談義を
ちなみにボクのザックは山と道でなくゴッサマーギアーでしたが
同じUL系ザックなので気になったのでしょう。
更に先へ進むと、ここで恐らく下ノ廊下で一番危険な箇所が
十字峡手前に沢の流れ込みがあるのですが
ここがモロに頭上から流れ込んできてるんデス。
特に写真の右側の方はモロに水を被りマス
レインジャケットに着込むのも面倒だったので一度脱いだソフトシェルを再度着込み
レイングローブを装着します。
ソフトシェルは多少の撥水性がありますので、それでやり過ごしマス。
そのあたりは足場が濡れていますし、水の流れ込みを受けてバランスを
崩さないように気をつけながら、急いでこの場を通過しました。

12:10 十字峡
下ノ廊下でも有名な場所の一つです。
複数の沢が流れ込み十字の形になってるんですね。
ここには吊橋が架かってます。
ちなみに吊橋手前に休憩できるスペースあります。


12:45 作廊谷合流点
ここを超えたところで休憩できるスペースがあったので
お昼休憩に。

・・・・・・・が!! ここで今年最大の衝撃がっ!!
ボク、今回UL装備で来てた事もあり、ご飯は行動食以外は全てドライフード。
そしてバーナーは軽量なアルコールバーナーを持ってきてました。
お湯を沸かそうとした所、アルコールの入ったボトルをうっかり倒して全部こぼしてしましましたっ
燃料が無くなり、お湯も沸かせなくなりこれから明日までご飯どうしよう~~
と考えながら仕方ないので行動食をモグモグ食べながら、ハイドレーションの水を
飲もうをした時に更なる追い撃ちがっ!!
ハイドレのホースを口元に持ってこようと引っ張った時に何かに引っかかったらしく
バルブ部分が取れてどこかに吹っ飛びました
ハイドレにおいてバルブは飲み口と共に弁的な役割もあります。
これが無くなると蛇口を開けっ放しのホースに近い状態になり、ハイドレのホースから
貴重な水がドボドボと溢れ出します。
いかんっ!って事で急いでホースを結んで水がこれ以上出ないように応急処置。

ん~、これから大丈夫なのか??
心配をしつつこれからの行動をどうするか考えマス。
阿曾原温泉の山小屋の今年の営業が10月いっぱい(10月30日泊まりが最後)
だったので、それまでに行きたかったのですが、それまで天候が回復せず
回復するのが10/31からでした。。。
確認したところ冠雪はまだのようでしたので、10/31から行くことに決定。
前日の1時過ぎに家を出発。
早朝4時過ぎにJR信濃大町駅前へ到着。
扇沢まで行って駐車しても良かったのですが
今回は縦走ルートなので帰りは電車を使うことになります。
なので帰りの事を考えて信濃大町で駐車する事に。
信濃大町駅前の交差点にあるJA大北アプロードの駐車場へ。
ここは無料で駐車できるのデス(登山者用駐車場ではないので
何かあった場合は自己責任ですが)
少し仮眠して。6時前に出発。
信濃大町駅前のロータリーにあるチケット売り場で扇沢までの
始発のバス券を購入。
06:15 信濃大町出発~
06:40 扇沢駅
ハーフパンツだとやや冷えますが日が出てきて少し温かくなってきました。
駐車場はガラガラ。
黒部アルペンルートにて黒部ダムまでのチケットを購入して
待つこと20分ほど。
トロリーバスに乗り込んで早速黒部ダムへ。
この時期紅葉目的のせいかバスの中はほぼ満員。
07:40 黒部ダム駅到着
室堂や黒部ダムへ向かう人はそのまま出口へ向かいますが
黒部峡谷へ向かう人はホームをそのまま進行方向へ歩くと
登山道の出口がありマス。
07:45 ホームから出てここから出発。
ちょいと冷えマスが快晴デス

他に6人ほど登山者がいました。
1組カップルであとは皆ソロ。
スタートしてからは10分ほど下ります。
降りたところは黒部ダムの下。
「おお~~」
この角度はあまり見る機会ないです。
写真では分かりにくいですが圧巻でした。
ダムを後ろ目にここからUPダウンの少ない道が延々と続きます。
しかしこのルート、日の当たらない内の丸太橋は濡れてて非常に滑りやすく
注意が必要です。
ボクを含む何人かは転びそうになりました

08:40 内蔵助谷出合
ここで分岐。
やや左方向へ直進すると内蔵助や真砂岳へ向かうルート
右方向へ下ると阿曾原温泉、仙人谷ダムへ向かうルート。
間違わないように阿曾原温泉へ向かうルートへ。
分岐から下った所に川が流れてるので水を補給。
しばらくは紅葉を楽しみつつ、川沿いを進みマス。
09:55 新越沢合流点
終始川沿いを歩くのですが登山道がかなり狭くなってきました。
徐々に高度が上がってきました。
いよいよ下ノ廊下っぽい感じです(笑)
雪渓も少し残ってますね~。
ここで股関節の危険を持ってるボクは少しストレッチ。
だいぶ道がいい感じになってきました

ボクも写真を撮る時は壁に手を置いてないと少しビクビクしたりする

大キレットほどの標高はないけどリアルに高度感あるぜ!
下ノ廊下の登山道を旧日電歩道とも言うらしいですが
昔日本電力が黒部川水域に電源開発をする為に作られた必要最小限の道デス。
必要最小限な道なもんですから、岩壁をくり貫いたような道で
道幅も最小で80cmほど。そしてすぐ横は崖。
下の川まで100mは余裕でありそうな感じ。
モチロン柵なんぞありません。
危険箇所は岩壁にワイヤーが張られてますけどね

途中反対方向から女性が1人で向かってきましたが
すれ違うのも結構緊張

無事すれ違った彼女の今後無事を祈り先へ進みマス。
岩が張り出していて、頭上には注意。
2度ほど頭ぶつけて、泣きそうになりました

歩道の途中には数十mの木の梯子も。
崖に設置されてるのでなかなかにスリルあります。
鎖場も少し。
10:35 黒部別山沢
まだまだ先は長いデス。
景色を楽しみつつですが、緊張区間がずっと続きます。
道が狭く、うっかり足を踏み外したりザックや服が岩壁に引っかかって
バランスを崩したらシャレになりません。
そういう意味では今までの登山道より数倍気を使いマス。。。。
体力より精神的消耗が多かった、途中は口笛や歌を歌いながら
奮い立たせつつ進みマス。
「フ~~~っ」
少し休憩。といっても座れる場所はありませんが。
下の廊下は黒部峡谷に流れ込む沢がアチコチにあります。
橋が架かってる場所もありますし、歩道へ流れ込んでくる所もあります。
注意です。
11:05 白竜峡
こに辺までは結構緊張区間がずっと続きましたが
この辺りで少し高度感や狭さは薄れます。
でも少しビクビクで腰が引けたりする(笑)
下の川で何か作業してる人達が。
こういう非常に奥深い場所で作業してるのを見ると感服する思いです。
こういう歩道に置いてある資材で整備してるんですねえ。
まだまだ危険な箇所は続きます。
「おっとっと」
白竜峡越えた所に少し休憩できるスペースが。
休憩してると、反対側から女子二人がやってきました。
そのうちの1人がボクの背負ってるザックが気になったようで
「それ山と道のですか~?」と
聞いてきましたので、ちょっとの時間ザック談義を

ちなみにボクのザックは山と道でなくゴッサマーギアーでしたが

同じUL系ザックなので気になったのでしょう。
更に先へ進むと、ここで恐らく下ノ廊下で一番危険な箇所が

十字峡手前に沢の流れ込みがあるのですが
ここがモロに頭上から流れ込んできてるんデス。
特に写真の右側の方はモロに水を被りマス

レインジャケットに着込むのも面倒だったので一度脱いだソフトシェルを再度着込み
レイングローブを装着します。
ソフトシェルは多少の撥水性がありますので、それでやり過ごしマス。
そのあたりは足場が濡れていますし、水の流れ込みを受けてバランスを
崩さないように気をつけながら、急いでこの場を通過しました。
12:10 十字峡
下ノ廊下でも有名な場所の一つです。
複数の沢が流れ込み十字の形になってるんですね。
ここには吊橋が架かってます。
ちなみに吊橋手前に休憩できるスペースあります。
12:45 作廊谷合流点
ここを超えたところで休憩できるスペースがあったので
お昼休憩に。
・・・・・・・が!! ここで今年最大の衝撃がっ!!
ボク、今回UL装備で来てた事もあり、ご飯は行動食以外は全てドライフード。
そしてバーナーは軽量なアルコールバーナーを持ってきてました。
お湯を沸かそうとした所、アルコールの入ったボトルをうっかり倒して全部こぼしてしましましたっ

燃料が無くなり、お湯も沸かせなくなりこれから明日までご飯どうしよう~~
と考えながら仕方ないので行動食をモグモグ食べながら、ハイドレーションの水を
飲もうをした時に更なる追い撃ちがっ!!
ハイドレのホースを口元に持ってこようと引っ張った時に何かに引っかかったらしく
バルブ部分が取れてどこかに吹っ飛びました

ハイドレにおいてバルブは飲み口と共に弁的な役割もあります。
これが無くなると蛇口を開けっ放しのホースに近い状態になり、ハイドレのホースから
貴重な水がドボドボと溢れ出します。
いかんっ!って事で急いでホースを結んで水がこれ以上出ないように応急処置。
ん~、これから大丈夫なのか??
心配をしつつこれからの行動をどうするか考えマス。
この記事へのコメント
相変わらず怖い所が好きだねえ
絶対に行けないな・・・
でも黒部ダムを下から見るのは迫力あるだろうね
最近、山でのアクシデント多くない?
絶対に行けないな・・・
でも黒部ダムを下から見るのは迫力あるだろうね
最近、山でのアクシデント多くない?
高所恐怖症なので絶対無理です。。。ってかトレッキングレベルじゃない気もするんですが(笑)
いや~アクシデントの後の続き楽しみです♪
いや~アクシデントの後の続き楽しみです♪
♪あやパパさん
黒部ダムを下から見るのは乙なもんデス。
放水時期に見れなかったのが残念でしたが。
最近、確かに山のアクシデントが多いっす。
スケジュールが急に決まるから
用意が不十分な気が。。。。
黒部ダムを下から見るのは乙なもんデス。
放水時期に見れなかったのが残念でしたが。
最近、確かに山のアクシデントが多いっす。
スケジュールが急に決まるから
用意が不十分な気が。。。。
♪さとかつさん
まあトレッキングといえばトレッキング。
登山といえば登山なのかもしれません。
アクシデント。。。。
ボクがそれをどう華麗に乗り切ったか
楽しみにしててください(笑)
まあトレッキングといえばトレッキング。
登山といえば登山なのかもしれません。
アクシデント。。。。
ボクがそれをどう華麗に乗り切ったか
楽しみにしててください(笑)