加水分解したテントの修復~♪

mon6

2015年07月14日 15:19


少し前に会社の倉庫にず~っと転がっていたテントを貰い受けました。

HAGLOFS GENIUS23 デス。(おそらく)

しかし、貰う前から 「ベトベトしてるらしい」 との事。

う~ん、経年劣化で加水分解してるな、こりゃ。
メンテナンスしなきゃ。

広げてみるとインナーテントのボトムとグランドシートがベトついてる。
ついでにシームがボロボロ。







なので、浴槽に重曹ほぶち込み漬け込む事2日間。
しっかり見せられないほど、お湯が汚くなった。。。
途中、一度お湯を入れ替える。
漬け込んだ後は、しっかり濯ぎ。










案の定、べとつきは取れてないけど、古いシームはほぼ剥がれた。
更に、DWR加工してある生地用の洗剤を使って洗濯機を回してみる。
今回使ったのはgranser'sのGクリーナー。







洗った直後は少し改善されたような気がしないでもないが
ちょっと乾いてくると、まだベトベト。
ベランダでしっかり干して乾燥。



乾燥後、設営してみて撥水剤を塗る作業。
一部では知られている信越シリコーンのPOLPN-T。

アウトドア用の撥水剤ではないですけど、効果が高いと噂を聞きますな。










でもベタベタが改善されたという人もいるし、効果なかったという話も聞く。
やってみなきゃ分かんないし、加水分解に効くと信じて塗ってみる。

ちなみに、揮発性がやたら高く、プラ容器だと溶けるらしい。
なので100均でガラス瓶とハケを用意。








設営して塗りたくる。
塗ったそばから乾いていく感じ。
どこまで塗ったか分からなくなりそう。。。









インナーテントのボトムが特にベトベトしてたので,中に入って塗り塗り。
ちゃんと換気してないと、匂いで気持ち悪くなりそう。。。

インナーのボトム表裏とグランドシートの表裏、ついでにフライの表を塗って
ほぼ一缶使い切りました。




匂いが取れるまで少し乾燥。

・・・・・・・さて結果発表。

加水分解によるベトベトは・・・・・









完璧とは言えませんが、結構改善されました。


多少ベトつきは残るもののサラっと感が出てきました。
重ね塗りすれば、もう少し効果がでるのだろうか?

取りあえず満足したので、部屋に戻りアイロン使ってシームテープでシーム作業。


かなりシャキっとしましたww

実際にキャンプで使ってみたけど、匂いとかベトつきは殆ど気になりませんでした。
雨が降ってくれたらもっと体感できたのだろうけど。

取りあえず、メンテ終了デス。

珍しい幕なので、大事に使っていこうっと。



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